書評

【概要&書評】『THE TEAM 5つの法則』/麻野耕司

【概要&書評】『THE TEAM 5つの法則』/麻野耕司

おすすめ度:(3.5)

▼こんな人におすすめ

・チームリーダーに選ばれたが自分がチームを引っ張っていけるか不安…

・チームの一員としてチームリーダーを支えたいと思っている…

・転職・異動などで新しいチームの中でうまくやっていける方法を探したい…

チームのことを考えているあなたに読んでほしい麻野耕司さん著の『THE TEAM 5つの法則』を紹介します。

こんにちは、毎週読書週間を目指すアラサー女子のウォンバット(@akikoo1)です。

News Picksシリーズの本を読んでて学術的理論に基づいて書かれていると感じた本書『THE TEAM 5つの法則』を読んだので感想を書いていきます。

THE TEAM5つの法則では第一章から第五章までで「ABCDEフレーム」を紹介し、最終章で実際の著者の体験が語られているという構造になっています。

『THE TEAM 5つの法則』で伝えたかったことは?

本書で伝えたかったことは「チームには最適解がある」ということだと思います。

目的に合わせてチームのタイプに合わせた理論を適用することで、成果を出しやすいチーム運営を行うことを推奨しています。

そのチームの最適解を探るために本書では ABCDE フレームワークを紹介しています。

  • Aim(目標設定)
  • Boarding(人員選定)
  • Communication(意思疎通)
  • Decision(意思決定)
  • Engagement(共感想像)

各章でMethod(法則)とEpisodo(実例)を紹介する仕組みとなっています。

目次

  • はじめに 売上、時価総額を10倍にした「チームの法則」
  • 第1章 Aim(目標設定)の法則 [目指す旗を立てろ!]
  • 第2章 Boarding(人員選定)の法則 [戦える仲間を選べ]
  • 第3章 Communication(意思疎通)の法則 [最高の空間をつくれ]
  • 第4章 Decision(意思決定)の法則 [進むべき道を示せ]
  • 第5章 Engagement(共感創造)の法則 [力を出しきれ]
  • 最終章 私たちの運命を変えた「チームの法則」
  • 終わりに チームから組織へ

『THE TEAM』のABCDEフレームワークで印象に残ったこと

ABCDEフレームワークの中で印象に残った理論を3つ取り上げて話しています。

AIMの意義目標・成果目標・行動目標の関係

本書においてビジネスにおける目標設定が時代とともに移り変わっているという話をしていました。

昔は行動が達成できれば良しとされる行動目標、次に行動よりも会社の売上または利益を見据えた成果目標、最近ではOKRという概念と共に意義目標を設定するトレンドがあるということでした。

(参照:THE TEAM 5つの法則より)

私の2つの経験から3つの目標がきちんと動き出すのは簡単なことではないが、意義目標を見据えている場合は自己努力で他の目標を決めることができると感じました。

私の前職では、売上として成果目標と日々の業務を管理する行動目標がありましたが、意義目標がなくモチベーションの低下や会社としてのゴールを失いがちでした。

そして今の会社では日々の業務を細かく管理するために行動目標が据えられ、全体のプロジェクトの目標としてOKR(意義目標) を持つものの売上や利益を意識している人は少ないです。

Boardingの考え方と適用方法について

チームには4つタイプがあるとし縦軸を環境の変化度合い、横軸を人材連携度合いとして分類しています。

(参照:THE TEAM 5つの法則より)

この類型をもとにCommunication(意思疎通)のルールが適用されるため、自分の立場を反映させるときは慎重に行う必要がある場所です。

それにも関わらず、この4つのタイプについて議論しているときに、私はある組織を「駅伝型」だと思っていましたが、彼は「柔道団体戦型」と言いました。

このとき驚いたのが、人によって異なるチームの分類をすることでした。

もしこれが何百人以上在籍する会社である場合、1人1人により認識が異なればコミュニケーションのルールが変わってくるので、全社感で統一するのがよいと思いました。

Decision(意思決定)

本書ではチームの意思決定には3つの方法があります。

(参照:THE TEAM 5つの法則より)

意思決定方法により納得度・決定にかかる時間が異なるので、何か問題や施策があれば「どの意思決定をするか」を意思決定すべきとしています。

意思決定方法としてあげられる「独裁」「多数決」「合議」のそれぞれにメリット・デメリットがあるので本書を読んで整理してみることが大事だと思いました。

例えば自分が所属しているチームが常に「独裁」をしているが、必ずしも悪いことではないというのが見えてくるはずです。

場を見極めて使いこなせるようになるのがいいと感じました。

『THE TEAM』を読んだ感想

私は本書を読んでチームの大切さ、そしてコミュニケーションの重要さを実感しました。昔はチームのコミュニケーションよりも個人として成果をあげることを重視した方が、将来的な成果が上がると考えてました。

ただ今はスポーツも会社もチームとして成り立っているものの場合、チームとしてどれだけ大きく成果をあげれるかを考えていく必要があると思っています。

また実際のチーム運営では理論だけでは説明できない物語が生まれることがほとんどです。

書籍には「◯◯のときは✕✕で対応する」といった万能な理論が書かれているわけではないですし、この本通りにチームを運営したからといって全てがうまくいくということもありません。

そのことを念頭に置きながら本書を活用する方法を模索していこうと思いました。