書評

【概要&書評】『天才はあきらめた』/山里亮太

【概要&書評】『天才はあきらめた』/山里亮太

おすすめ度:(3.5)
対象者:努力を突き詰めてみたい人、よく天狗になる人

こんにちは、毎週読書週間を目指すアラサー女子のウォンバット(@aka_wombat)です。

本書は南海キャンディーズの山里亮太さんが書かれた自叙伝です。自分との生々しい葛藤が描かれて共感する部分もあったり、ここまで徹底するんだという関心する部分もありました!

私は「自分は天才」とすぐ天狗になる癖があるので、この本を読んだときの山ちゃんの葛藤を理解することができました。一方で、自分には足りない部分が露呈して悔しい気持ちが湧き上がりました。

私が本書を読んだきっかけは、「山ちゃん、すごいって言われてるけど、どこがすごいんやっけ?」というのを知りたいと思ったのです。

2019年、南海キャンディーズの山ちゃんが女優の蒼井優さんと結婚されました。私は失礼ながら「エイプリルフールかな?」と思ってしまうくらい衝撃を受けました。

私自身、テレビを見なくなってから長いこと経つので「山ちゃん最近ソロ活動もしていておもしろいらしい」、そして私の学生時代の記憶の中で南海キャンディーズの独特な雰囲気が好きというもあって、本書を手にとって見ることにしました。

結果、人って何て醜いのだという感情と、人って自分で気付ければ必ず変われるというのを教えてくれました。

 

『天才はあきらめた』で伝えたかったことは?

本書は南海キャンディーズの山ちゃんの漫才師を目指した理由から、南海キャンディーズの結成&単独ライブの講演までを自伝として書き綴った物語です。

だけどホントに言いたいことは「努力の原動力は自分を苦しめた感情を使え!」ということ。

本書で山ちゃんは「退路の壁」という表現を幾度となくしていますが、自分が逃げない状況を作ったり、自分を頑張れなくさせる言い訳を振り払い続けよう言ってます。

そして原動力として、「嫌だ」という感情を使って突き進めと。

自分の負の感情の取り扱いかたを教えてくれます。

山ちゃんの場合、ヘイト感情への対抗がすさまじく醜いのですが、逆に人間ってこんな簡単に嫉妬しちゃうのね、相手のせいにしちゃうのねっていう自分への戒めにもなってるなと感じました。

目次

はじめに
プロローグ
第1章 「何者か」になりたい
第2章 スタートライン
第3章 焦り
第4章 有頂天、そしてどん底
終章 泣きたい夜を越えて
解説 ぼくが一番潰したい男のこと 若林正恭(オードリー)

この本から印象に残ったこと

負の感情の取り扱いかた

天才はあきらめた。だけどその瞬間、醜い感情は一気に自分の味方になった。その感情を燃料に変換されるワザを使うことで、努力というしんどい行動が簡単にできるようになったから。

負の感情ってどんなときに発生しますか?

私はスポーツをしていてミスった時に「あっ、しまった」という感情がでるのですが、この時に負の感情を原動力にできてないがゆえに、次の一手が遅れるということがあります。

この負の感情を変換して「次はやったる!」と思えた人は、踏ん張りどころが強くなっていくのだと思います。

理解はしてるけど、あとは実行。

そう自分に思い聞かせていきたいです。

他人に振り回されない方法

例えば「◯◯さんって何でこんな仕事もできないの?」と言われたとする。

ここでの回答方法って様々で、最近自分が覚えたのは「スルー」だが、山ちゃんの感情は昔の自分を思い起こさせてくれるものでした。

先の質問に対する反応は以下の感じです。
山ちゃん:「忘れるな!必ず復讐する!あいつらを後悔させる」
昔の私:「絶対に見返してやる」
今の私:「今の仕事の優先順位には関係ないから無視」

私はようやくスルーというスキルを手に入れたのに、山ちゃんは本書で負の感情を利用を促しているから驚きでした。

スルー感情は言い訳につながるときもあるし、後は人生が軽くなるような気分を味わうことができる。

どちらがいいかはわからないけど、「悔しい」という感情は捨てないでとっておくのもいいなと思い出させてくれました。

圧倒的努力は正義

『本当に嫌だ!』これを一回言って最後にする。こんな思いを1秒でもしないようにするためには圧倒的に努力をすればいい。相手の粗を探しているのは勝ちではない、むしろボロ負けだ。

自分の経験上、納得できないことがあると相手の粗を探しまくって重箱の隅をつついた理論で相手をねじ伏せようというクセがあるのですが、、

これを見て、「圧倒的努力は正義」だと感じてしまいました。

自分は他人のせいにして努力をしてないだけ、努力をすると必ず報われるわけではないけど、努力をしないと残酷にも報われない。

この本を思って強くそう思ったので、今後もがんばっていきます!