書評

【概要&書評】『「300億円赤字」だったマックを六本木バーの店長がV字回復させた秘密』/足立 光

「300億円赤字」だったマックを六本木バーの店長がV字回復させた秘密

おすすめ度:(3.0)

▼こんな人におすすめ

・マーケティングに興味があるが読書が苦手な人

・マーケティングをはじめたばかりの人

こんにちは、毎週読書週間を目指すアラサー女子のウォンバット(@aka_wombat)です。

元P&G出身、元マクドナルドマーケティング本部長として業績をV字回復させた「足立光」さんのマーケティング導入本です。

各章の終わりにまとめが書いてあるので、まとめを読んでから中身を読むと内容が入ってきやすいです。

本記事では、足立光著者の『「300億円赤字」だったマックを六本木バーの店長がV字回復させた秘密』の概要、目次、学んだことを紹介します!また、Twitterから読者の口コミも紹介してますので、参考にしてみてください!

『「300億円赤字」だったマックを六本木バーの店長がV字回復させた秘密』で伝えたかったことは?

本書では、マクドナルドがV字回復した理由を物語調に伝え、再現性のある内容をまとめて伝えています。

スゴ腕マーケターの極意として、全部で「25のポイント」を上げています。
本書の復習としては、このポイントを見て深堀りしたい内容を見返すと良さそうです!

  1. 空気こそブランド(無形の価値)
  2. 「なんとなく、ふっト入りたくなる」ポジティブな空気を作れ
  3. マーケターは「扇動者」「プロデューサー」「経営者」の3つの顔を持っている
  4. 悪い噂を沈めるには「ラブ・オーバー・ヘイト」
  5. 良さは必ず第三者に伝えてもらう♡
  6. 難しく考えない!商売の基本はシミュレーションゲーム
  7. 仮設があると流行の手法に流されすぎない
  8. アイデアを考えるときは同業他社以外を参考に
  9. レギュラー品に注力することが安定につながる
  10. アイデアはゼロから考えなくていい!
  11. GNN(義理・人情と浪花節)は大事だが意思決定と切り分ける
  12. 行き詰まったら古いカルチャーをガラッと変えてみよう!
  13. 仲間意識は”記憶に残る夜”につくられる。たまには激しい共通の思い出や体験を
  14. その場で決断とフィードバックが次のステップへの最短ルート
  15. 迷ったら「話題化できるか」「らしさがあるか」「新しさがあるか」のみで判断してみる
  16. 同じ商品も見せ方を変えることでヒットする
  17. SNSでバズるには周りが3~7割知っている情報を
  18. ”世間ごと”と”身内ごと”にするのが人の買う理由
  19. 話題化のカギはツッコまれビリティー(ツッコまれる仕掛け)
  20. ゴール達成のために重要な数値(KPI)を見極める
  21. お金をかけず、PRとSNSで短期間に認知度を上げろ
  22. ネーミングは短く、わかりやすく
  23. 売上と収益を確保するコツは”値上げと値下げを同時に行う”
  24. 商品同士を競わせろ!ライバル登場(対立構造)が話題化する
  25. 成功したアイディアを「横展開」「縦展開」するのがヒットを続けるコツ

『「300億円赤字」だったマックを六本木バーの店長がV字回復させた秘密』の目次

目次をみれば、その本の内容がだいたいわかるようになっています。
また興味がある内容があるかも見つけやすいので、本書を読むか悩んでいる人は、確認してみてください!

  • 1章 空気を変えろ!
    -マーケティングってなんだ?
  • 2章 仮説を立てて検証せよ!
    -マックのライバルは回転寿司とオリエンタルランド、どっち?
  • 3章 情熱をまき散らし、周りを巻き込め!
    -人は感情でしか動かない
  • 4章 デジタルマーケティングの落とし穴に用心せよ!
    -話題化には「有名人」も「新商品」も必要ない
  • 5章 拡散するアイデアはこうひねり出せ!
    -ヒントはすでにあるものの中にある

『「300億円赤字」だったマックを六本木バーの店長がV字回復させた秘密』で印象に残ったこと

マーケターは「扇動者」「プロデューサー」「経営者」の3つの顔を持っている

マーケティングの3つの仕事
「扇動者」…お客様や社内外の人の心を動かして、結果的に行動を変えてもらうように導いていくこと。
「プロデューサー」…企画を成功させるのに必要な全方位に目配りをし、人やお金の手配をし、仕事を進めていくこと。
「経営者」…うまくいった方法の仕組み化や組織づくりを行い、成功が継続する仕組みを作っていくこと。いわゆる「ブランディング」もこの3つめを実現するための手段に過ぎない。

マーケティングは単なる商品のプロモーションやアイデア出しにとどまらないという考えを伝えています。

私もマーケ経歴が長くなればなるほど上流(=経営者)の視座からの考えを持つ必要性を感じています。

理由としては商売がうまくいかないと、プロモーションに使えるコストが減っていき、マーケティングの規模が縮小していくという負の連鎖が起こる可能性があるからです。

マーケターとして働いている間は、この3つの顔を忘れないようにしたいです。

悪い噂を沈めるには「ラブ・オーバー・ヘイト」

現状のネガティブな空気を変えるにはポジティブな情報を大量に発信することで、悪い噂を底に沈めていく「ラブ・オーバー・ヘイト」しかないと、足立は考えていた。

新商品を出す頻度を月に3つから5つだったのを、毎週新商品を出すことでポジティブな情報を流し続けたとのこと。

また、「ラブ・オーバー・ヘイト」はマーケティングやブランディングの基本的な考え方とのことです。

今は”モノ”より”コト”の時代

今って安くて美味しいものがあふれる時代でしょ?作り手が頑張って美味しいものを作っても、モノ自体ではなかなか差がつきにくいんだよね。だから、ハンバーガーっていう”モノ”そのものを売ろうとするのではなくて、ハンバーガーを買ったり食べたりする”コト”で得られる体験や面白さを売ったほうが効果的なんだ。このやり方を”ストーリーで売る”とか”コンテクスト(文脈)”で売ると呼ぶ人もいるね。

私はこの文章を読んで「今は”モノ”より”コト”の時代」なので、付加価値をどうつけていくかを考える必要があると感じました。

例えば、HOW(どのように)という手段でいうと、どのように商品を話題化させるか?でも、有名人とのコラボ、流行りのアニメとのコラボといったことや、SNSを通じての企画を検討するなどの方法があると考えました。

改めて、モノの良さを単純に伝える以外の方法を考えられるような意識が大事だと認識しました。

GNN(義理・人情と浪花節)は大事だが意思決定と切り分ける

「あるヘアカラーの新製品のクリームタイプと泡タイプの2種類を企画したらしいんです。でも1種類目を出したら、全然売れなかったらしくて…(省略)…でも、発売間近まで準備が進んでいたこともあって、担当者が『ここまで頑張ったんだから、発売したい』と主張したとかで。いざ発売したら、案の定返品の山だったんだって」

実行直前まで進んでいるプロジェクトがあったとして、実行しないという判断は従業員のやる気をそぐことに繋がりかねません。

ただ結果を出すためには、「何を軸にするか?」を考えて決断を下す必要があります。

私も似たような経験があり、「人的工数がギリギリなので、このプロジェクトを取りやめたい」という話が上司からありました。

このとき既にチームの準備はほとんど終わっており、あとは契約書と入金の手続きを進めていた段階であったため、取引先との関係値を壊さないためにも、私は実行させてほしいとお願いしました。

結果としては、効果がなかったとは言い難いですが、爆発的な成果をあげるような施策でなかったことは間違いないです。

ただそれは実行前からわかっていたことでもあったので、私は実行できてよかったと考えていました。一方、問題はチーム内の別職種の上司への共有不足でした。

マーケティングは、マーケターだけで簡潔する業務が少ないので、明示化した資料を残すことの大切さを学んだタイミングでした。

『「300億円赤字」だったマックを六本木バーの店長がV字回復させた秘密』の口コミ

Twitterを見ていて、ポジティブな口コミが多かったです!

『「300億円赤字」だったマックを六本木バーの店長がV字回復させた秘密』の書評まとめ

「300億円赤字」だったマックを六本木バーの店長がV字回復させた秘密」はマーケティングに興味がある人におすすめの本です。

ストーリー形式になっていて読みやすいので、読書が苦手な人もスラスラ読めました。

一方で劇薬の仕事術や他の足立さんの本を読んでいてる人には物足りない部分があるかもしれません!

「300億円赤字」だったマックを六本木バーの店長がV字回復させた秘密』を読んだ人にもおすすめの本

\足立光さんの名著/

\マーケティングの基礎が学べる/

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