書評

【概要&書評】『死ぬこと以外かすり傷』/箕輪厚介

書評 死ぬこと以外かすり傷

おすすめ度:(3.5)
対象者:人生を変えたいと思っている人

こんにちは、毎週読書週間を目指すアラサー女子のウォンバット(@akikoo1)です。

前職の先輩が今自分に足りてないものを教えてくれた本があるといい、おすすめしてくれたのが『死ぬこと以外かすり傷』でした。

ぶっちゃけ箕輪さんのことも知らないし、NewsPicksシリーズは書いてあることが似通っていたので、読むか悩みました。

結果、読んで良かった!!と思ったので、まとめと感想を書きます。

『死ぬこと以外かすり傷』で伝えたかったことは?

死ぬこと以外は何をやっても平気だから、どんどんチャレンジ・行動していこう、ということだと思いました。

本書はタイトルの付け方が逸脱だと思いました。タイトルを見るだけで中身がきっちり予測ができます。結論を先に書いて中身を膨らませていく本は読みやすく、印象にも残りやすかったです。

他には、NewsPicks Bookの立ち上げの経緯がわかったり、多動力の本質など…について書かれていました。

目次

はじめに こっちの世界に来て革命を起こそう
第1章【考え方】予定調和を破壊せよ
第2章【商売のやり方】自分の手で稼げ
第3章【個人の立たせ方】名前を売れ
第4章【仕事のやり方】手を動かせ
第5章【人間関係のつくり方】
第6章【生き方】熱狂せよ
おわりに バカになって飛べ!

著者:箕輪厚介さんについて

箕輪 厚介さんは1985年生まれの日本の編集者。

株式会社幻冬舎に所属しながらオンラインサロンの立ち上げや堀江貴文イノベーション大学校で特任教授に就任するなど企業の枠組みに捉えられない働き方をしている。

NewsPicks Bookの立ち上げを行い、毎月1冊の本を編集して公開する試みを行っている。

『死ぬこと以外はかすり傷』で印象に残ったフレーズ

ヒーローインタビューを想像して行動する

ヒーローインタビューまで想定して仕事をすれば、生半可なことはできなくなり、一つ一つの行動が変わる。そして、それが実際の伝説を呼び起こすのだ。

これは「意識しながら仕事をすると結果が変わる」ということを伝えていると思います。

ビジネスで仕事をしながら、ヒーローインタビューを想定している人は少数派じゃないでしょうか。もし想像していて何かしら成功を収めたとしても、それが自分の中に留まっていたり、会社内に留まっていても自分自身の市場価値は上がりにくいままです。

何のために仕事をしているのか?を把握した上で、きっちり外部に発信できるような状況を作りたいと思いました。

夢を見させてワクワクさせることの重要性

イノベーションの最前線には「風呂敷を広げる人」と「風呂敷を畳む人がいる」。

…(中略)…

誰だって最初は自ら風呂敷を広げて、自ら畳むのだ。

…(中略)…

もはや人はお金では動かない。夢を見させられる言葉と実行力、そして何より本人が楽しそうにしていることが大切だ。

私は昔ベンチャー企業で上場を夢見て働いていたことがあるのですが、目の前の売上が上がらない談義ばかりで、夢を見続けることができず辞めてしまいました。

ワクワクの気持ちは伝染します。自分が風呂敷を広げる場合は、自分で畳むか、周りに夢を見せるかを意識したいものです。

知識は未来の武器とになる

僕は、ビジネス書を読んでも意味がないとか講演会なんかに行く暇があったら仕事をしろという声を聞いたときに反論する。「実際に手を動かすほうが価値はあるが、これからの世の中がどこに向かうのかを知っているということも極めて重要だ」と。

「知っている」と「知らない」の間にとてつもなく太い川が流れているのだ。

私は数ヶ月前に読書週間をスタートさせたばかりですが、短期間でも読書をすることのメリットを感じています。自分の憧れの人と同じ知識を仕入れることができたり、他人の人生を短期間で知ることができる、他人と同じ価値観を共有することができるなど、プラスのことばかりです。

残念ながら本書の中には、得た知識を具体的にどのように使うかというところまではなんとなくしか言及されていませんでしたが、インプットをして未来の武器として備えたいと思いました。

どんどん手を挙げること、そして失敗や体裁を恐れないこと

「やります」と即レスして仕事を受けまくってくると、僕の場合だいたい6割くらいは自然消滅する。物理的に回せなくなっていたり、熱量がなくなったり。僕の周りの人の中には「箕輪さんは無責任だな」と思っているかもしれない。しかし、それでいいのだ

…(中略)…

とてつもなく忙しく熱量の高い人たちと仕事をしてみたら分かるだろう。彼らは膨大な数の案件を何本も走らせているから、企画が途中で自然消滅しても気にならない。すぐに次を、前を見ている。

箕輪さんのこの発想には正直驚かされました。

「え、そんなテキトウで大丈夫?!」周りの人がついてこなくなるんじゃないかといった良からぬ心配を持ちました。

ただ結果を出すと周りが自然と集ってくるということなのだと思います。そんなことは心配せずに、結果に向かって走っていけば大丈夫と箕輪さんが伝えている気がしました。

多動力の本質は、なにかで日本のトップになること

箕輪さんは、ベストセラーになったホリエモンの『多動力』の編集を担当しています。

本の帯でホリエモンが箕輪さんについてこう語っています。

「箕輪君は今一番早い。1週間単位で成長している。多動力を使えば成り上がれることを彼は証明した」堀江貴文

そして多動力を実践したを実践したと言われている箕輪さんはこのように述べてます。

多動力の本質は、あれこれ手を出すことではない。まず何か一つで突き抜けるということだ。なにか一つのジャンルで日本のトップになるから、横展開が可能になるのだ。何かのトップだから他のトップから声がかかるのだ。

この言葉はすごく印象に残りました。本書で箕輪さんは行動しろ!といいながら、軸を決めて行動しろと言っているのだと思いました。

私自身、昨年度まで軸のないブレブレの人生を送ってきたので、箕輪さんの言葉を肝に銘じて、マーケティングのどこかの何かで会社トップ・業界トップひいては日本トップになれるように、粛々と準備をして参ります。

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