書評

【概要&書評】『価格交渉ネギリエ』/星井博文、ソウ、トレンド・プロ

書評 価格交渉ネギリエ

おすすめ度:(4.0)
対象者:発注者として価格交渉をしている人、マンガで気軽に読みたい人

こんにちは、毎週読書週間を目指すアラサー女子のウォンバット(@akikoo1)です。

簡単に読めて勉強になる本を探していたところ、『Web担当者Forum』にも連載されていたマンガがあったので読んでみたところ、予想をはるかに上回るおもしろさだったので書評にします。

それは『価格交渉人ネギリエ』という本で、価格交渉の方法、SEOの知識について紹介しています。

全部で2編(別々に購入することも可能)、マンガなので寝る前にも読める良書です!

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『価格交渉人ネギリエ』で伝えたかったことは?

本書では、ストーリーにリアル感は欠けるものの、実際に起こるであろうシチュエーションへの対応策を伝えています。

シチュエーションというのは、Web担当者が社内におらずウェブサイトの制作やSEOを別会社に発注するときです。

未経験からWeb担当者になる人は、発注方法や注意する点などを把握しないまま仕事を進めてしまいがちです。そのため判断基準がないから、やってみて騙されるか、一向にやらないという判断になるかだと思います。

本書では特にWeb担当者がどうやったら騙されず、適正価格で受注し仕事を遂行するか、について書かれています。

『価格交渉人ネギリエの』概要

本タイトルではこれまで2冊販売されており、テーマが異なります。中小企業では情シスという部署は存在しないことの方が多いので、ウェブ担当者なら1冊目だけを読んでおけば大丈夫です。

1冊目『Vol.1 Web制作格闘編』

  • 適正価格の考え方
  • ウェブサイトの制作に関して
  • ウェブサイトの維持に関して
  • SEOの発注に関して

2冊目『Vol.2 情シスvsWebマーケ闘争編』

  • 広告代理店選定について
  • 広告文の作成について
  • 情シスとマーケティングの関係について

『価格交渉人ネギリエ』から学んだこと

価格交渉の考え方

価格交渉人ネギリエ』では単に価格を安くするのではなく、ヒアリングを行い適正価格を見つけた上で、交渉の依頼をするという価格交渉術を教えています。

私の経験ですが、価格交渉をするときに「とにかく安くしてこい」という上司がいました。私もそれでもいいと思っていたのですが、結局、相手のモチベーションを下げることに繋がりかねず、しだいに価格交渉をするのが億劫になってしまいました。

実際は相手も正直な会社だけではないので、できるだけ価格を盛って請求しようというところもありますから、ヒアリングでうまく引き出せるかは不明です。企業のパワーバランスや予算感も異なるので、一概には言えませんが、相手との対話で適正価格を見つけるというのは大事だと感じました。

悪徳業者の存在

価格交渉ネギリエの中で悪徳業者として、SEOで業務委託受注をして、効果が出ないという理由でSEOソフトが入ったパソコンなどを貸出リース契約に変えてしまう業者があるそうです。

こういった情報は事前に知っておくと、気づく可能性が高まるので、ウェブサイト受注を検討している人は、ぜひ手にとってみてください。

以上です!

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