書評

【概要&書評】『健康の結論』/堀江 貴文

おすすめ度:(3.5)
対象者:予防医学に興味がある人

こんにちは、毎週読書週間を目指すアラサー女子のウォンバット(@akikoo1)です。

親族がガンになり健康について調べてるときにホリエモンの『健康の結論』を読みました。今後の時代を生き抜く参考になったので、感想を書いていきます。

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『健康の結論』で伝えたかったことは?

世の中には医学的知識がないために、病気にかかり命を落としてしまう人がいます。本書では、「検査を受けて予防する」「ワクチンを受けて予防する」といった予防をすることで未然に死を防ぐにはどうすればいいか?というポイントを伝えています。

本書によると、「人生100年時代」このままいくと国内では2050年までに100歳位上の人が100万人を超えるという予測があるそうです。

この100年時代を生き抜くためには知恵をつけて予防していきましょう!

目次

はじめに 高パフォーマンスで人生100年時代を生きる戦略
第1章 働き方のアップデート法(次世代を生きる)
第2章 生きるモチベーション(メンタル管理と自殺予防)
第3章 命を救う行動力(心臓突然死を防ぐ)
第4章 がんで死なないために(病気予防の考え方)
第5章 脳をクリアに保つ(脳血管疾患を防ぐ)
第6章 いま知っておくべき「HPV」とは?(産婦人科医に聞いた話)
第7章 歯周病予防で全身を守る(日常習慣を変える)
第8章 ホリエモンの予防医療サロン(落合陽一編)
おわりに 予防医療で人生のワンクリックを減らす

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この本から勉強したこと

ストレスを溜めない生き方を身に着けよう

仕事にメンタルを左右されない生き方をする、言わなくてもわかってほしいというコミュニケーションをやめてわかってもらえたらOKくらいのスタンスを取るなど、ホリエモンらしいストレスを溜めない方法を教えてくれています。

その中でも私が共感したところが、『ロジックと感情は常に等価に扱え』というところです。

感情を見せるものはレベルが低く、冷静であることが優れているとみなされがちだが、僕は変にストレスを溜めないためにも、ロジックと感情は別物として等価に扱うべきだと思っている。
たとえ相手の主張がぐうの音も出ないほど正論だったとしても、聞いてムカついたら「言っていることは正しいけど、その言い方はムカつく!」と表明していい。相手が正しいからと言って黙らくてもOKなのだ。

最近私の周りでは、言ってることは正しいけど、この言い方でなくても建設的に議論を進めたほうが仕事が進みやすいと思うことが多いです。そのシチュエーションに遭遇したとき、ストレスを感じてしまうのですが、今度からはその言い方はないと思うと言ってしまおうと思いました。

ストレスの耐性はいい睡眠をとること

健康の秘訣は「いい睡眠」を取ることと言われています。本書では眠れなくなると身体がどういう感じ方をするのか具体的に記載されており、勉強になりました。

眠れない時、身体は生命の危機だと判断し、その結果、血圧の上昇が起きたり、血糖コントロールが不安定になったりします。特に血糖値に関しては、睡眠不足による緊張状態により血糖値を上昇させるホルモンが上昇したり、過食になりやすいことなどが知られています。

いい睡眠のためには、最低6時間の睡眠時間をキープして、ストレス耐性を高めていくことが大切と学びました。

がんの原因と予防方法

がんについて書かれた章では、自分ががんという病気をあまり調べてこなかったこともあり、知らない情報ばかりでした。

一般にがんは生活習慣が大きな要因と思われているが、日本人のがんの約25%は最近やウイルスによる感染症が原因と思われている。

ホリエモンはここでウイルスや感染症が原因の場合、防げるがんが多いのにも関わらず日本人は未然に防ぐ活動をあまりしていないことを指摘しています。

本書では、主に胃がんと大腸がんに関して触れていました。

胃がんの場合、原因の99%はピロリ菌なので検査にいってピロリ菌を除去すれば胃がんにかかりにくいとのことです。

大腸がんの場合は、ポリープを2個以上持つ人は、持っていない人に比べて7倍も大腸がんになりやすいく、摘除しても他の場所に再発するリスクが高いということで、ポリープを発見できるように便潜血検査を受けるといいとのことです。

寝たきりになる原因のひとつは高血圧

寝たきりになる原因第一は脳卒中とのこと。麻痺やろれつが回らなくなるので、脳卒中怖いですね。

脳卒中はくも膜下出血と脳出血の2つに分かれ、対処法がわかっているのが脳出血だそうです。

脳出血の原因のほとんどは高血圧。血圧が140mmhgを超える場合は気をつけると本書にかいてあったので、自分の血圧を確認してみようと思いました。

子宮頸がんは女性だけでなく男性も検査を!

女性の子宮頸がんの原因になるウイルスをヒトパピローマウイルス(HPV)という。

子宮頸がんというと女性がなる病気ですが、この病気の原因のウイルスは男性も持っていることがあるとのことです。しかし、感染の有無を調べることが難しく、HPVウイルスを完全に排除する薬もないそう。

ホリエモンは、ワクチン(サーバリックス、ガーダシル)を打つことで、感染の有無がわかりづらいウイルスと向き合っているようでした。

歯を健康に保つことで健康につながる

本書では、3ヶ月に一度、最低でも半年に1回歯医者でクリーニングすることを進められていました。

歯を健康に保つことで、歯周病の進行を防ぐことができます。歯周病が悪化すると口腔内の不調だけでなく、糖尿病、心筋梗塞、脳卒中などの全身の疾病につながるおそろしい病気と書いてあり、歯医者には定期的に通わなければと改めておもいました。

以上です。私が書いた以上にも他にも健康になるための知識が書かれていたので、積極的に読んでみることをおすすめします!

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