書評

副業するか悩んでいる人への推薦図書【複業のトリセツ】

書評 複業のトリセツ

おすすめ度:(3.5)
対象者:副業をするか悩んでいる人

こんにちは、毎週読書週間を目指すアラサー女子のウォンバット(@akikoo1)です。

本日は副業を始めるかなやんでいる人によんでほしい染谷昌利さんの「複業のトリセツ」を紹介します。

本書では、なぜ副業(複業)をすべきなのか客観的データから示唆し、さらに様々な副業の種類を紹介しています。現在、副業を検討されている人におすすめしたい一冊です。

特に強調されているのは染谷さんがご経験されたインターネットビジネス(=ブログ)に関する言及もされています。

また第5章にインタビュー、また巻末に対談も載っているので、サラリーマンがどのように副業を行っているかという副業の実態もわかります。

染谷昌利さんとは?

1975年生まれ。埼玉県出身。12年間の会社員生活を経て、インターネット集客、GoogleAdSense、アフィリエイトの専門家として2009年に個人事業主として独立。7年間フリーランスとして活動し、2015年3月に株式会社MASHを設立。

(アマゾンのプロフィールから拝借しました)

染谷さんはブロガーの必読書と言われている「ブログ飯」の著者でもあります。

参考:ブログ飯から学んだ「たった2つ」のこと

現在はコンサルティング業務傍らオンラインサロンの「ギガ盛りブログ飯」を運営されています。

この本から学んだこと

この本で学んだことは2つあります。自分の意見を交えながら説明をしていきます。

なぜ私は副業するのかという理由

私が副業を始めた理由は、
・これからは個人の時代なので情報発信力をつけるべき
・会社に依存しないお金がほしい
…などの理由であって、単純な理由でそこにデータの裏付けも全くありませんでした。

染谷さんが本書で法政大学の小黒一正教授のデータを紹介しています。

60歳以上の高齢者世代と将来世代(0~19歳)の受益/負担の世代格差は1億2,000万円だと発表しました。
『複業のトリセツ』p.158

これには正直、衝撃を受けましたw 親世代は年金もあるし、今から貯蓄しておけば将来も大丈夫かと思っています。ただ私のような20代後半だと、今後の負担がどんどん膨らんでくるので、いまある程度「仕組みでキャッシュを生み出す」ようなものを作らないとと改めて思いました。

また消費税増税・オリンピック終了後の景気などの背景から二極化する日本をみると、いつでも海外にいけるよう場所にとらわれない収入を作ることも必要だと思います。

様々な副業サービス

次に学んだこととして、世の中には私の知らない副業サービスがいっぱいあるということでしたw

私が知らなかったのは
・キッズライン(ベビーシッターのマッチングサービス)
・akippa(駐車場一時貸しのサービス)

時給型と能力給型の概念のところでは、今後は能力給型が多く普及していくとしています。欲を言うなら時給型でスキルを身に着けてから能力給型に移り変われるようになればいいなと思います。

なぜなら能力給型の世界だけになってしまうと、これからスキルを付けたいという新参者がないがしろにされてしまうからです。

例えばシェアリングエコノミーで一躍有名になった「スペースマーケット」というサービスがあります(本書には紹介されていません)。

2014年にスペースマーケットというサービスが立ち上がりましたが、その時点でお部屋の時間貸しは全く知られていませんでした。

エア花見でバズを起こしてから、テレビCMを出したりと注目が集まっているサービスのひとつです。

まとめ

もしかすると既に副業をはじめられている人にとっては、新しい発見が少なかったかもしれません。ただ副業は政府主導ではじめている施策になるので、今後導入する会社が多くなることは間違いないです。

まだ副業を始めていない人は、本書を読んで自分に合う副業を探せると幸いです!