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こんにちは、毎週読書週間を目指すアラサー女子のウォンバット(@akikoo1)です。
本日は、マーケティング初学者でもスラスラ読める『世界基準で学べる エッセンシャル・デジタルマーケティング』の感想を書きます。
正直に言って、すでにマーケティングの本を何冊も読了した方には物足りないと感じる本だと思います。
ただ、これからマーケティングの世界に踏み入れようとする高校生・大学生で、特にデジタルの領域に興味がある人におすすめです。
世界基準で学べるエッセンシャルデジタルマーケティングとは?
ここでは結局この本が何を言いたかったのかを要約しました。
簡潔に表すと、「マーケティングの成り立ちの歴史を説明した後に、現在のデジタルマーケティング手法を具体的に解説」している本です。
パート1から3までは、「マーケティングとは?」という内容を、易しくわかりやすい語り口調で説明しています。
パート4から8は、デジタルマーケティングの手法と改善方法について触れています。
著者プロフィール
Google出身でマーケティングに携わっている方で、いまはご自身で企業されています!
この本から学んだ新しいこと
マーケティングの成果を加速化するためのツール
自分が知らなかったツールとしては、Alexaというツールで、Similar Webよりは正確ではないが、
・GoogleTrends…キーワードのトレンドがわかります
(https://trends.google.co.jp/trends/?geo=JP)
・キーワードプランナー…Googleが提供しているツールで、関連キーワードを調べたり、競合リサーチに役立ちます
・Keyword Explorer…Mozが提供しているキーワード調査のツールです
(https://moz.com/explorer)
・SimilarWeb…競合サイトの推定値やトレンドがわかるツールです
(https://www.similarweb.com/ja/)
・Alexa…アマゾンが提供しているツールで、トラフィックの推定に使えます
(https://www.alexa.com/)
・Page Speed Insights…ページスピードを測るツールです
(https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?hl=ja)
・Google Search Console…自分のサイトの検索キーワードからの流入を知ることができます
(https://search.google.com/search-console/about?hl=ja)
・Google Tag Manager…コンバージョンやイベントのタグをまとめて管理できます。媒体を超えて管理できるのが便利な点です
(https://marketingplatform.google.com/about/tag-manager/)
成功・失敗事例からみえる事業計画のむずしさ

失敗パターンとしてグルーポンの事例があげられてました。ここでは、「ビジネスに関わる人物(利害関係者)がハッピーにならないと事業は続かないということ」を気づかせてくれました。
グルーポンというのは、ふつうより安い金額で顧客にサービスを提供する、というもので短期間で急成長を遂げた会社です。
私も当時マレーシアにおり、マレーシアのグルーポン出身の方にあったりしたので強烈な記憶があります。
お店にとってのグルーポンの価値は、初回は安く提供するが、初回割引をした顧客が常連になり続けてお金を落とすサイクルを生み出すことと考えられてましたが、グルーポンのユーザーは「安い金額でサービスを利用すること」に目的を置いているため、顧客の定着が難しかったとのこと。
ユーザー(顧客)にとって安いサービスを提供できるからといって、お店(顧客)にとってはいいサービスではなかったため、事業が大幅に縮小してしまったとのことです。
この本はどんな人におすすめ?
冒頭でも触れましたが、この本は、これからデジタルマーケティングの世界に踏み入れようとする人にオススメです。
本書は、初学者にわかりやすいようにマーケティングの歴史から記載されているため、既にデジタル以外のところでマーケティング経験がある人には向いていませんので、ご注意ください。