書評

【概要&書評】『勝間式超コントロール思考 』/勝間和代

書評 勝間式超コントロール思考

おすすめ度:(4.5)
対象者:テクノロジーが好きな人、人生を謳歌したい人

こんにちは、毎週読書週間を目指すアラサー女子のウォンバット(@akikoo1)です。

勝間和代さんの『勝間式超コントロール思考』を読みました。きっかけは、ちきりんさんが書いたこのブログ『勝間和代さん宅 新春訪問』でした。ちきりんさんによると、勝間和代さんのご自宅はiPadなどのディスプレイが数台ずらりとならび、きっちんでもGoogle Homeと会話しているというのです。

おもしろすぎw

私はテレビは数年所有していないので記憶が止まっていますが、勝間和代さんの印象はお茶の間の賢いコメンテーターとしてしか認識しませんでした。本書を読んでみて想像してた印象とはずいぶん違いました。

控えめに言っても、コントロール思考は大事。身につけると人生が豊かになることは間違いないです。たまに勝間和代さんがやや極端なところがあり、それもまたおもしろいです。

『勝間式超コントロール思考』で伝えたかったことは?

本書では、超コントロール思考を「自分も他人も大事にしつつ、時間やお金を効率的に使いながら、自分のイメージ通りに物事を進める方法」と位置づけています。

また勝間さんはコントロールするということを、以下のように定義づけてます。

コントロールするということは、「受け身的に生きるのではなく、自分が主役となって主体的に生き、そして、環境や周りに働きかける」ということになります。

本書では他人が変わることを期待するのではなく、最新のテクノロジーを用いながら自分の生活を変えていくことで、自分の生活がコントロールできると教えてくれました。

『勝間式超コントロール思考』目次

  • 序章:なぜ「超コントロール思考」が必要なのか
  • 第1章:仕事をコントロールする
  • 第2章:お金をコントロールする
  • 第3章:健康をコントロールする
  • 第4章:人間関係をコントロールする
  • 第5章:家事をコントロールする
  • 第6章:娯楽をコントロールする

『勝間式超コントロール思考』のメリット

勝間さんはADHD(注意欠陥)とHSP(過敏症)をもってらっしゃるため、ストレスに非常に弱い性格だそうです。

そんな勝間さんが超コントロール思考を持つことで毎日楽しくストレスフリーな生活を送れているとのことです。

例えば…

・生活のほぼすべてが自分のイメージどおりの労力とスピード感で、毎日が進む
・朝起きたときに人生が楽しくて仕方なく、毎日がストレスフリーになる
・自分の時間の使い方が、毎日が、超効率的になる…

本書では勝間さんが超コントロール思考を持つことで受けたメリットを「仕事・お金・遊び・健康・人間関係」の分野に分けながら説明を行っています。

『勝間式超コントロール思考』を持つ方法

・自分のストレスや問題意識に気づく
・さまざまな世の中の枠組みについて当たり前と思わずに、それを疑ってみる
・自分の力だけでできることは少ないので、いろいろな人と協力体制を組む週間とそのスキルを身につける
・様々な選択肢や解決方法を知る

勝間さんは超コントロール思考を持つために、この4つの方法を提唱しています。例えば、朝9時台の満員電車がイヤだと思うなら、8時か10時に電車に乗るなり、自転車通勤をするなりして発想を変えて自分のイヤなことを減らしていこうというのです。

もっと極端な例でいうと、満員電車に乗らなくていいように、仕事を在宅勤務にしようなどもありますw

本書ではこうした自分の人生を幸せにするための方法がたくさん書かれています。

『勝間式超コントロール思考』の名言集

勉強になった・思わず笑ってしまった、勝間さんのコントロール思考の名言を載せていきたいと思います。

自分の能力の凹凸は基本的に生涯変わりません。突出しているところは磨けば非常に伸びますし、へこんでいるところは頑張って磨いたとしてもせいぜい人並みくらいー人よりややへこんでしまって当たり前、と考える必要があります。

厳しいお言葉ですが、私も現実だと思います!

超コントロール思考においては、加齢は「老化」ではなく、「進化」です。

歳を取るほど楽しくなるってこういうことなのかも、と思いましたw

文字を速く打つための変遷
ローマ字入力→かな入力→親指シフト→音声入力

効率を求めるがゆえに「かな入力」や「親指シフト」に移行したのはすごいw

例えば、最近は「Oculus Go」のようなVRヘッドセットも普及しつつあるので、そうした便利な道具を活用して会議をする具体のことを考えてもいいと思います。

最先端をいってますw

多くの人が対面での打ち合わせの必要性を捨てきれません。それはなぜかというと、非常に失礼な言い方で恐縮ですが、言語能力の不足にあると私は考えてます。

言語能力・・・

飛行機は座席が狭いうえに飛行音に邪魔されて音声入力が望めませんが、電車は座席に空間の余裕があり、飛行機に比べたら騒音がないも同然なので、周りの人に迷惑が掛からない範囲で音声入力をすることが可能です。

音声入力への愛情が垣間見られる瞬間でした

アップルウォッチを寝ているときに着けるとするとしたらいつ充電すればいいのか、と悩む人もいると思いますが、お勧めは入浴時です。脱衣所に充電器を置いておけば、お風呂に入っている間に充電ができます。

脱衣所に充電器を置くアイデアは圧巻!!

健康を保つためにはストレスをできるだけ少なくすることが大事で、余裕を持つことが健康をコントロールする上で大事。その上で勝間さんの会社員時代にやっていたおすすめの秘策を紹介してます。

仕事をしているふりをしながら、それなりに休憩をとる

具体的な方法として一番笑ったのが、

周りが残業していて早く帰ると白い目で見られるような職場であった場合には、机の上を残業しているかのように散らかしたまま帰宅する

さすがですw

親切の見返りがなくてそれに対して不満を感じ、ストレスになってしまうというケースはよくあると思いますが、それはたまに親切を行うからです。

勝間先生は普段から息を吸って吐くようにして親切にすることを提唱されてます!

「OK Google、猫の爪の切り方をYoutubede再生して」

これはジワジワくるお気に入りのセリフですw

『勝間式超コントロール思考』のまとめ

私は本書を読んでコントロール思考は人生を楽しく生きるために必要なことだと感じました!

勝間さんはテクノロジーに対して感度が高い人なので、ガジェットなどが好きな人におすすめの本です。また楽しく人生を過ごしたい人にもおすすめです!