書評

【概要&書評】『情報サイトでオーソリティーを目指そう』/a-ki

書評 情報サイトでオーソリティーを目指そう!

おすすめ度:(4)
対象者:安定したサイトを立ち上げたい人

こんにちは、毎週読書週間を目指すアラサー女子のウォンバット(@akikoo1)です。

Googleアドセンスマネタイズの教科書(通称のんくら本)の著者のひとりである「a-kiさん」が執筆された『情報サイトでオーソリティーを目指そう~10年先も生き残る安定志向のサイト構築論』を読んだので感想を残していきます。

行きと帰りの通勤だけの1時間程度でサクッと読めます。長く頻繁にブログ更新しないとサイト運営ができないと思っている、そんな人に役立つ情報でした!

私が読んだときはKindle Unlimitedで無料で見れました。

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『情報サイトでオーソリティーを目指そう』で伝えたかったことは?

本書では、長くマイペースにサイト運営を続けたい人に向けて、サイトの「オーソリティー化」という手段を伝えています。

実際に著者のa-kiさんは、2000年から「a-ki’s factory」というオーソリティーサイトを運営されており、年間の更新頻度は数回程度ですが、月間50万ページビュー以上を維持するサイトとのことです。

情報サイトのオーソリティー化とは

先程からオーソリティーという言葉が何度か出てきましたが、英語では権威と訳します。本書の中でa-kiさんはオーソリティーサイトをこのように定義づけてます。

オーソリティーサイトとは、「◯◯といえばこのサイト!」といわれるような誰もが認めるサイト、「特定のジャンルで知名度がありユーザーの信頼が厚いサイト」のことを意味します。(引用:a-ki『情報サイトでオーソリティーを目指そう』)

つまり本書では、a-kiさんの知見をもとに、特定のジャンルで知名度がありユーザーの信頼が厚いサイトの作り方を説明しています。

『情報サイトでオーソリティーを目指そう』目次

はじめに
第1章:オーソリティーサイトとは
第2章:情報サイト構築の流れ
第3章:コンテンツ表現の3形態
第4章:ミニサイトからはじめてみよう
第5章:情報サイトの競合対策
まとめとあとがき

『情報サイトでオーソリティーを目指そう』から学んだこと

サイトをオーソリティー化するとどうなるのか?

本書では、「SNSやQ&Aサイトで言及されやすくなる」「サイトに書かれていることが定義とみなされやすい」「引用が増え、継続的に被リンクが増える」とされています。

また運営面の追記として、頻繁な更新が必要ないということもあげられます。

ブログは一個人の意見として捉えられることが多いため、Yahoo!知恵袋などのQ&Aサイトで取り上げられることはめずらしく、被リンクが増えるのもブロガー同士の関係があることがほとんどだと思います。

本書を読んで、Twitterなどでコネがなく始めても被リンクがつきやすいのが、サイトをオーソリティー化することだと感じました。

ブログはオーソリティーサイト化できるのか?

本書の結論は、ブログはオーソリティーサイト化できるということでした。

a-kiさんによるとブログをオーソリティー化するための要素を述べています。

発信する情報がサイト内できちんと分類整理され、いつ訪れても必要な情報がすぐに取り出される形になっていないと、「数多く情報があるサイト」とユーザーは見てくれないのです。(引用:a-ki『情報サイトでオーソリティーを目指そう』)

またサイトをオーソリティー化するには「人」が主役になるのではなく「情報」が主役になるように「情報サイト」という形態のサイトを設計すべきと伝えています。

情報サイトとは、ブログ型、完結型、ツール型の3つの形態のうち2つ以上を組み合わせて作ったサイトのこと

情報サイトはミニサイト作りからはじめよう

ミニサイトとは「テーマを絞って小さくまとめた情報サイト」のことだそうです。本書では、ミニサイトでうまくいったサイトを広げて情報サイトを構築することをおすすめされています。

またそのときのコツとして、網羅性100%のサイト作りを目指せるテーマ選びを行うのが重要とされています。

ランチェスター戦略:弱者の戦略と強者の戦略

Google Adsenseのマネタイズの教科書の中にも言及されているランチェスター戦略ですが、本書にはより噛み砕いた文体で説明がされています。

簡単にそれぞれの戦略を説明していきます。

弱者の戦略として、ニッチな市場で小さな一番を積み重ね一番を狙っていくこととされています。一方強者の戦略としては、相手を包み込む形で網羅性を高めることとしています。

『情報サイトでオーソリティーを目指そう』から共感したこと

ユーザーへの情報発信について

よくブログやアフィリエイトをやっていると「ユーザーの気持ちになって考えよう」というアドバイスをいただきますが、具体化されておらず何をすればいいか迷ってしまうという悩みがありました。

a-kiさんは情報発信の方法として、ユーザーへの寄り添い方を教えてくれました。

信頼される人の特徴は「正しいことを言う人」ではなく「悩みや疑問に共感してくれる人」なのです。経験者にしかわからない疑問を共有することで親近感が湧き、ともに解決することでユーザーの大きな信頼を獲得することができます。(引用:a-ki『情報サイトでオーソリティーを目指そう』)

『情報サイトでオーソリティーを目指そう』のまとめ

『情報サイトでオーソリティーを目指そう』は一般的なブログ論(とりあえず100記事書け!)というものとは画一した論法でした。

私もミニサイト立ち上げの構想があるので、挑戦していきたいと思います。

またa-kiさんは本書のフォローアップを目的としたサイトを運営されています。気になった方は『情報サイトでオーソリティーを目指そう!』から確認ください。

以上です!